水平線と垂直線とに囲まれた、四角い冷蔵庫の中に配される様々な色やカタチ。扉を開くたびに位置を変え、多くなったり少なくなったり...とうとう存在しなくなったりを繰り返す食品パッケージのリズミカルで楽しいさま、その整然と並ぶ美しさ。

冷蔵庫を開けるたび、わたしはモンドリアンが描くコンポジションの、バランスよく広がる美しさを、そこに見るのです。