写真作家 和龍美によるポートフォリオサイトです
自然の成したるものを手柄のようにして、それを磨いたり隠したりしてはいけない。ただありのままを受け入れて、花が咲き、枯れてゆく事象のままに、今日の日を生きればそれでいい。
土手は、空と陸とを分かち、こちらの側と向こうの側とを完全に隔てている。貼り付けたように移り変わる、この世界の表層だけをみて、今日の日を、ここで生きられたなら、それでいい。
小樽への移住をきっかけに、2012年よりスタートしたプロジェクト"THE SEA -車窓から-"のポートフォリオ。
JR北海道函館本線小樽築港駅から銭函駅。海岸線を走る通勤列車の窓から撮り続けた、海の『記憶的・群写真』集です。
2021年に再開した『車窓から』の続編。
あゝ、まったく君は、最悪だ。とにかく君はカッコよくて、初めからヒーローになる才能を持ち、いつだって自らの判断で道を歩み進んでいった。そう、生まれた時からヒーローになるべき道を歩んでいたんだ。
モノクロームは「本」に似ている。文字を追ってはじめて、綴られた物語が理解できるように、モノクロームの本当の色味、味わいもまた、じっくりと"読み解かなくて"は、決してわからない。白と黒。色を失くした写真たちが、私の脳裏で色鮮やかな物語になっていく。
水平線と垂直線とに囲まれた、四角い冷蔵庫の中に配される様々な色やカタチ。
時間。存在のない「現在」。手のひらをなでる水の流れ。それ(時間)は、常に過去であり、常に未来。本当に?時間。存在のない「過去」と「未来」。
その他の作品です。